論考
1.
「天平年間における伝戒師僧招聘について」1981年(先生最晩 年の短いが白眉と思われる論考。日本書紀の精密な読解に基づく、 戒律伝来についての新しい見解を含む)
8,910字
「天平年間における伝戒師僧招聘について」1981年(先生最晩
8,910字
2.
「上代宗教運動の一形態 -行基の場合ー」1933年( 行基を班田制度下における庶民階級の宗教運動の象徴としてとらえ た)
「上代宗教運動の一形態 -行基の場合ー」1933年(
8,100 字
3.
3.
「正倉院文書にあらわれたる尼公・大尼公・ 小尼公の呼称について」1969年(戦後、 史料編纂所で初めて正倉院文書を点検された先生が残された貴重な 正倉院文書調査の一結果)新稿
字数未定
4.
4.
『書道全集 第9巻 日本1 大和、奈良』 図版解説 「79 鑑真書状」「80 施薬院奉請文」「83 84 東大寺封戸処分勅書」「85 86 証東大寺一切経目録牒」1954年(古文書解読から精密に古代史 の機微を再現する)新稿
3,456 字
5.
5.
「日本霊異記の一考察」1938年( 官司に由らずして出家する私度僧についての先駆的論証)
10,530 字
6.
6.
「天台宗教団成立に関する二,三の考察」1932年( 先生の大学卒業後初めての清新な論考。先生は1930年卒業)
10,530 字
7.
7.
「顕戒論について」1934年( 大乗主義に基づく新しい教団仏教を、 新しい戒律によって提示した)
6,480 字
8.
「最澄と空海 ー最澄の立場から―」1948年(伝統的な仏典を通して菩薩僧の 確立に向かう最澄と、中国の新しい仏教を密教として提示する空海 )
8.
「最澄と空海 ー最澄の立場から―」1948年(伝統的な仏典を通して菩薩僧の
19,530字
9.
「伝教大師と弘法大師との交友について」1978年(菩薩僧に依 拠する最澄と密教公布の空海との接近と離反)
9.
「伝教大師と弘法大師との交友について」1978年(菩薩僧に依
18,630 字
10.
「「伝教大師消息」について」1963年(最澄消息の編年を初め て完結させた論考)
10.
「「伝教大師消息」について」1963年(最澄消息の編年を初め
10,530 字
11.
11.
「最澄と空海 -弘仁七年から同十二年にいたる時期を中心にー」1977年( 二人の離反以後の思想的展開。法相宗の徳一が加わり、 重厚な思想的展開となる)
42,930 字
12.
12.
「空海の「十住心論」について」1975年(主著「十住心論」 からの略本「秘蔵宝鑰」への思想的発展等を簡潔に述べる)
5,670 字
13.
13.
「慶滋保胤と源信」1966年( 平安時代を代表する文人の一人慶滋保胤と中世へとつながる浄土教 の基礎を築いた源信との交流)
18,630 字
14.
14.
「中世仏教史成立史の一面 ー特に平安朝に於ける浄土教と聖、上人の行業についてー」 1934年(鎌倉仏教の思想的基盤となる浄土教を中心に、空也・ 源信・永観の生活と思想を綴る)
9,720 字
15.
15.
「いわゆる鎌倉時代の宗教改革について」1948年( 第二次大戦後の親鸞称揚の契機となった論考。 先生の大学卒業論文の改定版である。卒業論文は戦災で焼失)
12,960字
論考 総字数 186,606字 (ただし、3 を除く)
随想
1.
「歴史学の課題 ー個性記述についてー」1960年( 個性の無限の多様さに歴史の法則が体現されると示唆する、 若き学徒への提言。網野善彦先生がかつて高校生に伝えた)
4,950字
2.
「先生みたいな学生さん」1954年(夭折した歴史学徒・ 青村真明への追悼・戦後歴史学の黎明を綴る)新稿
851字
851字
3.
「津田左右吉博士を悼む」1961年(朝日新聞社から頼まれた、 先生の多分ただ一度の新聞への寄稿) 新稿
1260字
4.
1260字
4.
「あづまと私」1977年(多くの学者が集った新宿東口の「 新宿あづま」への想い・私を一度連れて行ってくださった) 新稿
989字
5.
989字
5.
「渡辺照宏君の電話」1982年(大学時代からの親友。資料編纂 所で二人の長電話は有名であった。岩波思想体系『空海』は渡辺先 生に電話して執筆のおもいが固まったと私に話してくださった) 新稿
2,158 字
6.
「懇談会の生いたち」1952年(美術史と歴史の研究者が立ち上 げた文化史懇談会の発刊の文)新稿
6.
「懇談会の生いたち」1952年(美術史と歴史の研究者が立ち上
855 字
7.
「国民文化創造の可能性」1952年(文化史混酸会とほぼ同時期 に成立した伝統芸術の会へのエール)新稿
7.
「国民文化創造の可能性」1952年(文化史混酸会とほぼ同時期
1,220 字
8.
「日本の仏教」1958年(親友渡辺照宏先生の岩波新書『 日本の仏教』の書評)新稿
2560字
8.
「日本の仏教」1958年(親友渡辺照宏先生の岩波新書『
2560字
9.
「『日本仏教のこころ』を読んで」1978年(
1682字
随想 総字数 16,525字
回顧
1.
「川崎庸之名誉教授インタビュー」1996年(一高史談会・クー ランジュへの傾倒・東洋文庫などの旧制高校時代、恩師辻善之助先 生と大学時代、史料編纂所での比叡山の研究、若き日のYWCAで の講師。羽仁五郎との親交など、多彩で精細な個人史)新稿
「川崎庸之名誉教授インタビュー」1996年(一高史談会・クー
20,020字
回顧 総字数 20,020字
論考・随想・回顧 総字数 186,606字+16,525字+20,020字 = 223,151字
(400字詰原稿用紙換算 約558枚)
【ただし論考3を除いたもの・論考3は46判換算で1頁に満たない短いもの】
(400字詰原稿用紙換算 約558枚)
【ただし論考3を除いたもの・論考3は46判換算で1頁に満たない短いもの】
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